Windowsのリモートディスクトップ(RDP)を使用して、Linuxサーバへ接続する為のLinux側の設定を記録しておきます。ここではLinuxサーバはalmalinuxで動作確認しています。
Linuxサーバ側でGUIがインストールされていることが前提
LinuxのOSインストール時に、最小限でインストールした場合などでは、GUIはインストールされておりません。下記のコマンドを実行して、インストールしておきます。
# dnf group install "Server with GUI"
Linuxサーバでリモートディスクトップを受け付ける設定(xrdp)
リモートディスクトップを受け付けるxrdpのパッケージをインストールします。
# dnf --enablerepo=epel install xrdp
インストールが完了しましたら、自動起動の設定とサービスを起動させます。
# systemctl enable xrdp
# systemctl start xrdp
もしfirewalldでアクセス制限を実施されている場合は、アクセス元から接続できるように、以下の設定も実施します。
# firewall-cmd --permanent --zone=public --add-rich-rule="rule family="ipv4" source address="192.168.1.0/24" port protocol="tcp" port="3389" accept"
# firewall-cmd --reload
Windowsからリモートディスクトップで接続
Windowsの端末から、リモートディスクトップでLinuxサーバに接続してみます。
almalinuxのGUIが表示されましたら、成功です。
LinuxサーバからWindowsへリモートディスクトップで接続
今後は、これまで実施してきたこととは逆に、LinuxサーバからWindows端末へ接続してみます。
そのためには、WindowsのリモートディスクトップのアプリがLinuxにも必要になります。いくつかあるのですが、ここでは、remminaというアプリを使用して接続してみました。
まずは、remminaのインストールからです。以下のコマンドを実行します。
# dnf install remmina remmina-plugins-rdp remmina-devel
インストールが完了しましたら、almalinuxのGUIのアプリケーションから、remminaを起動します。
アプリが起動しましたら、あとはWindowsサーバのIPアドレスやホスト名を入力して、tcp 3389番ポート(デフォルト)でリモートディスクトップ接続します。
今回は、ここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。