DNS(NS)サーバを新しいサーバに更新する際に、これまで使用しているホスト名(FQDN)は変更せずに、Aレコードだけを変更することもあろうかと思います。この場合、ゾーンファイルに登録されているDNSサーバのAレコードだけを変更すれば、情報が反映すれば次第に新しいサーバへ名前解決すると思われますが…。この時の注意点をお知らせします。
whoisに登録されているIPアドレスも変更する
結論から申し上げますと、NSサーバのAレコードを変更する以外に、whoisに登録されているNSサーバのIPアドレスを変更する必要があります。
実際、NSサーバのAレコードを変更して、1週間程度様子見していましたが、幾分かは新しいサーバへ名前解決に来ていることを確認していましたが、古いサーバへも相変わらず名前解決しにきていました。(ここではクエリログを確認)
なぜ古いサーバに行くのか、キャッシュがどこかで残っているのか、いろいろ調査した結果、whoisにもDNS(NS)サーバのIPアドレスが登録されておりました。
こちら忘れがちな作業になるかと思いますので、注意点として記録しておきます。
whoisに登録されているIPアドレスの確認方法
JPRS のWHOIS https://whois.jprs.jp/ で、ネームサーバホスト情報を検索すると、[IPv4アドレス]欄で登録されているIPアドレスを確認できます。
またdigコマンドで確認する場合は、
$ dig +norec @a.gtld-servers.net. ドメイン名 ns
などを実行すると、「ADDITIONAL SECTION」にIPアドレスの情報が表示されます。
今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。